学習進学

2学年医学クラス 量子科学技術研究開発機構を訪問しました

投稿日2026/7/13

 7月8日(水)、2学年医学クラスの生徒たちが、千葉県にある量子科学技術研究開発機構を訪問しました。量子科学技術研究開発機構は、放射線と人々の健康に関する研究開発に取り組んでいる、国内で唯一の研究開発機関です。今回の訪問では、放射線について講義を通じて学び、重粒子線施設や最新の医療機器を見学させていただきました。

 まず、量子技術研究開発機構の研究紹介をしていただきました。重粒子線がん治療だけでなく、PET検査を用いた認知症の診断や予防に関する研究に関するお話を伺いました。患者さんの心と体だけでなく、震災での被ばく医療の経験をもとに社会がより良い状態でいられるように日々研究開発に取り組んでいることがわかりました。

 放射線の基礎知識を学ぶ講義では、放射線(X線)の発見から、身の回りにある放射線やヒトへの影響など、さまざまな角度から放射線についてわかりやすく説明していただきました。理科の授業で未習の単元でしたが、生徒にとってもわかりやすく、放射線を身近なものとして感じられるような大変勉強になる講義でした。

 施設見学では、重粒子線がん治療装置を間近で見学することができました。放射線管理区域に入り、分厚い防護壁のなかで実際の装置を見学できたことはとても貴重な経験となりました。また、サッカーコートほどの大きさの装置は、普及型としてより小さい形になり国内数か所の病院に設置していると聞き、医療の進歩は研究開発にあたる方の努力のおかげであることを知り、生徒は感動している様子でした。ヘルメット型PET検査装置や開発途中の検査機器も実際に見せていただいたこともとても貴重な経験でした。

 放射線の講義、施設の見学を通して、生徒たちにとって今後の医療について考える大変有意義な機会となりました。「手術をする、病気を治療する」だけでなく、多くの患者の今後を考えた治療の負担軽減、治らないとされている病気を「治すことができる」という希望をもって研究開発に尽力する研究者や医師がいることを知り、生徒たちは、描いている医師像を広げることができました。

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