総合探究部の生徒2名が、ロータリークラブ主催「青少年日韓交流事業」の一環として、日韓交換留学プログラムに参加しました。プログラム前半では日本国内での交流活動を行い、その後、韓国を訪問して現地の高校生との親睦を深めました。
日本での交流
2月9日(日)には、韓国からの留学生2名とともに都内を散策しました。上野で集合後、上野恩賜公園や上野動物園を見学し、浅草では着物を着てお寺を巡るなど、日本の文化を一緒に体験しました。初対面ながら、すぐに打ち解け、笑顔あふれる交流となりました。
2月11日(火)・12日(水)には、さいたま市産業文化センターにて「韓国訪日団歓迎会」が開催され、他校の留学生も交えての交流会が行われました。ステージでは、韓国の伝統衣装やテコンドーの実演、K-POPのパフォーマンスが披露され、文化の多様性を体感しました。最後には大宮西ロータリークラブの皆様との記念撮影も行い、国境を越えた交流の輪が広がりました。
韓国での交流
3月下旬には、いよいよ韓国への短期留学がスタート。現地到着後はホストファミリーに温かく迎え入れられました。
3月26日(水)には、ソウル南部の水原(スウォン)地区を訪問し、世界遺産・水原華城を韓服姿で巡りました。朝鮮時代の歴史を肌で感じる貴重な機会となりました。夜には韓国ロータリークラブの方々との夕食交流会も実施されました。
3月27日(木)には、韓国最大のテーマパーク「エバーランド」を訪問。以前、日本で交流した留学生がガイドを務めてくれ、日本語で楽しく会話を交わしながら園内を回りました。夕方からは明洞(ミョンドン)地区でのショッピングも楽しみ、韓国の若者文化に触れました。
3月28日(金)には、韓光(ハンクァン)女子高校を訪問。現地の生徒と共に授業に参加し、昼食をともにするなど、学校生活を体験しました。休み時間には、日本語でのサインを求められるなど、温かく歓迎されました。放課後はインターアクト部の生徒たちと花づくりやコースター制作を通じて交流を深めました。
3月29日(土)には、日韓学生交流会に参加。事前に練習したダンスや能を披露し、お菓子を交換しながら多くの韓国の学生と親睦を深めました。
3月30日(日)には、ホストファミリーとの別れを惜しみながら日本へ帰国。短い滞在期間でしたが、韓国の文化や人々の温かさに触れ、かけがえのない経験となりました。
今回の交換留学を通じて、生徒たちは異文化を尊重する姿勢や、国を超えて人とつながる力を身につけました。今後、総合探究部では本プログラムで得た経験を生かし、途上国支援など国際的な取り組みにも積極的に参加していく予定です。関心のある方は、ぜひ一緒に活動しましょう。
参加生徒の感想
【高校2年生 高野さん】
韓国への短期留学を通じて、ホームステイの温かさや現地の方々の優しさに触れ、とても貴重な経験となりました。最終日には別れが名残惜しく、涙が止まりませんでした。人生初の海外旅行が韓国で本当によかったと感じています。今後も韓国で出会った方々との縁を大切にし、さまざまな国の人々とも交流を広げていきたいです。
【高校2年生 澁谷さん】
韓国交流プログラムで特に印象に残ったのは、学校訪問とインターアクト部との交流会です。授業や昼食を共にしたことで自然と会話が生まれ、文化を超えたつながりを感じました。日本で交流した韓国の友人と再会できたこともうれしい出来事でした。今回築いた縁を大切にし、今後も積極的に国際交流に参加していきたいと思います。
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