高校 総合探究

5月の活動報告

投稿日2025/6/5

 総合探究部は新入生10名を加え、令和7年度の活動が始まりました。今回は5月に行った活動についてご紹介します。

①『西大宮子ども食堂SAKAE』

 5月10日(土)、今年度最初の子ども食堂を、本校で実施し、近隣に住む親子約70名のご参加をいただきました。このイベントは、高校2年生が中心となって、企画や教室の配置など、イベント全体のプロデュースを考えることにしました。高校3年生は、各自の経験を後輩に伝える形でサポートをしました。初めてのイベントとなる新入生には、遊びを通じて子どもとの交流を楽しむことをメインに取り組んでもらうことにしました。

 5月ということで、母の日やこいのぼりなどの季節感のある遊びを8つ準備しました。結果はランキング形式でホワイトボードに書き出すと、記録更新するたびに喜ぶ子どもの姿が見られました。今回の良かった点や改善点を活かして、今後もより良いイベントをみんなで作っていきたいと思います。

②『uneune 防災フェスタ 2025 ボランティア』

 5月24日(土)、JR川越線の日進駅近くにある ”うねうね公園” で開催された、『uneune 防災 フェスタ 2025』にボランティアとして参加しました。この活動は、 ”一般社団法人 日本食育HEDカレッジ” の代表である中村さんが出店するキッチンカーのカレー販売のお手伝いです。中村さんは防災と食育分野の第一人者で、食育防災アドバイザーという民間資格を発行したり、災害時には避難拠点にもなるレスキューキッチンカーを立ち上げて日本中を駆け回るなど、精力的に活動されています。廃棄野菜などを使ったカレーを販売し、フードロスを減らすだけでなく、売り上げは能登半島の復興に充てられます。昼頃には、カレーを完売させることができました。

 その他、イベントで開催されていた防災に関するミニゲームや地震体験を通して、防災の意識を高めることもできました。6月には総合探究部としても防災に関するイベントを企画中のため、この機会で学んだことを活かしていきたいと思います。

③『能登復興支援 校内フードドライブ』

 5月26日(月)~30日(金)、校内で能登半島地震への復興支援のための食材や日用品の寄付を募るフードドライブを実施しました。この取り組みは、総合探究部が運営する西大宮子ども食堂「SAKAE(サカエ)」を通じて、さいたま市子ども食堂ネットワークと連携して行ったものです。同ネットワークでは、昨年より能登半島地震の被災地支援を継続しており、今回もその一環として、6月13日(金)~15日(日)に石川県輪島市を訪問し、避難所で生活されている親子との交流や支援活動を予定しています

 埼玉栄をあげての支援となるように、全生徒を対象に食料品や日用品の寄付を呼びかけました。その結果、多くのご家庭から温かいご支援をいただき、たくさんの物資が集まりました。支援物資は、さいたま市子ども食堂ネットワークを通じて、一足先に能登へ送られました。6月の訪問の様子についても、後日あらためて報告します。

④『田植え体験』

 5月31日(土)、馬宮米部会さん主催の田植え体験イベントに参加しました。総合探究部も、今年度から共同で米作りを手伝わせていただくことになりました。当日はあいにくの雨でしたが、雨が弱まった合間をぬって田植え体験を実施しました。初めて入る田んぼに悪戦苦闘しながら無事に苗を植えることができました。

 今後は、9月の収穫時期まで、肥料やりや雑草の処理、稲作の天敵であるジャンボタニシの駆除など、米作りの工程を教わっていきます。収穫したお米は、西区のお祭りやイベントを通じて、地域の方に還元する予定です。馬宮米部会の皆さん、ありがとうございました。

⑤『にしにこフードパントリー ボランティア』

 同じく31日(土)の昼頃からは、西区役所でフードパントリーのボランティアに参加しました。西区を拠点に活動されている ”にしにこフードパントリー” さんは奇数月の最終土曜日に開催しており、総合探究部が活動のお手伝いをするのは3回目となります。物資の搬入から始まり、品物を家庭数ごとに仕分けするなど、準備の段階からお手伝いしました。開催の時間になると、フードパントリー利用者の方とコミュニケーションを取りながら、物品の説明や配布を行いました。

 総合探究部では、まだまだ入部希望者を募っています。社会貢献や普段の授業では経験できないことを一緒に取り組んでみませんか。興味のある方の参加をお待ちしています。

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