高校 キャリアイノベーション

「SENSEI よのなか学」の教材を用いた特別授業を受講しました

投稿日2025/10/12

 9月29日(月)、埼玉栄高校キャリアイノベーション同好会は、JR東海さまと株式会社ARROWSさまが制作した「SENSEI よのなか学」の教材を用いた特別授業を受けました。テーマは「中部地方における交通網の役割と自然災害への備え」です。生徒たちは、日々当たり前のように利用している鉄道や道路が、私たちの暮らしや産業にどれほど大きな影響を与えているのか、そして自然災害のリスクにどう立ち向かうのかを考える時間になりました。

 授業では、東海道新幹線が1日あたり約46万人を運び、日本の大動脈輸送を担っていること、そして南海トラフ巨大地震が発生した際にはその全線が不通になる可能性があることを学びました。生徒たちはグループワークを通じて「交通網が止まった時にどう行動すべきか」「代替交通手段には何があるか」といった問いに向き合い、活発に意見を交わしました。

 JR東海が進めるリニア中央新幹線は、まさにこうしたリスクに備え、日本の交通を二重系化する大きな挑戦です。生徒たちは単なるインフラの整備としてではなく、社会の安全や未来の働き方にどうつながるのかという視点でも捉えようとしていました。その姿勢に、まさに「キャリアイノベーション」の芽を感じました。

 今回の授業も、生徒一人ひとりが「交通と災害」という身近で大きなテーマを通じて、社会と自分のつながりを実感できた貴重な機会となりました。

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