高校 キャリアイノベーション

「未来の旅」をテーマとした夏合宿を実施しました

投稿日2026/9/7

 8月26日(水)~27日(木)、キャリアイノベーション同好会では、日本旅行・TBWA HAKUHODO・日産の3社が連携して実施するプログラムの一環として、GREEN JOURNEY for SCHOOL (宇都宮合宿)を実施しました。本取組は、生徒たちが「自分たちが解決したい課題は何か」を考え、その課題と向き合うために実際に宇都宮を訪れ、地域や人、産業、文化に触れながら学びを深めることが目的で実施しました。

 初日は春日部駅に集合し、東武特急スペーシアX1号に乗車しました。移動そのものも旅の学びと捉え、世界遺産めぐりバスで日光東照宮へ向かいました。日光東照宮では、専門ガイドの方から建物に施された「三猿」をはじめとする猿の物語について詳しく説明していただき、歴史や文化を「見る」だけではなく、その背景にある意味まで知る機会となりました。

 その後、宇都宮駅へ移動し、宇都宮市総合政策部の方々から、宇都宮市の現状や地域づくりについてのお話を伺いました。特に今回の探究テーマの一つである次世代型路面電車「ライトライン」について、導入の背景や地域交通としての役割について学びました。夕食では、宇都宮餃子をはじめとしたご当地の食文化を味わい、地域の魅力を五感で体験しました。

 2日目は、栃木県立白楊高等学校の生徒の皆さんと交流し、梨狩り、VR体験、服飾デザイン科の生徒によるオリジナル弁当、畜産体験など、幅広い活動に取り組みました。なかでも印象的だったのは、「非日常」と「日常」の違いです。本校生徒にとっては特別な体験である梨狩りや畜産体験も、白楊高校の生徒にとっては身近な学びの場でありました。その違いを知ることで、地域や学校によって異なる「当たり前」に気づくことができました。

 畜産体験では、普段何気なく口にしている「食肉」が、どのような過程を経て私たちの食卓に届いているのかを知る貴重な機会となりました。食べ物の背景にある命や生産者の存在を実感し、持続可能な社会や消費について考えるきっかけにもなりました。

 活動の最後には、生徒同士が連絡先を交換したり、写真を撮り合ったりする姿も見られ、学校の垣根を越えた交流が実現しました。

 今回の宇都宮合宿は、地域の課題や魅力を知り、さまざまな人との出会いを通して、自分たちが解決したい課題を考える「探究の旅」となりました。今後はこの学びを一過性のものにせず、事後学習として「本校生徒が考えるサステナブルな旅」をテーマに探究を深めていきます。宇都宮で得た気づきを未来の行動へとつなげ、新しい旅のかたちを生徒たち自身の手で考えていきます。

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