12月18日(水)、本校キャリアイノベーション同好会は、JICA地球ひろばを訪問しました。当日は、東ティモールで複数年にわたり薬剤師として活動されていた市河さまから、現地での貴重なお話を伺いました。
東ティモールでは、専門知識を持つ人材が不足していることが、国の発展の遅れにつながっている現状があります。一方で、その課題を解決するために教育へ力を入れようとしても、食料が不足しているため人が集まらず、教育の機会そのものが成立しにくいという厳しい現実があることを学びました。
また、日本からの支援物資や寄付には「FROM THE PEOPLE OF JAPAN」と記されており、個人ではなく「日本全体からの支援」として現地の人々に受け取られていることも印象的に残りました。カードを使用したワークショップでは、「積極的に発言する」「否定しない」「自由な発想」というルールのもと、生徒たちは活発に意見交換を行いました。
最後に市河さまから、多角的に物事を捉え、自ら行動を起こすことの大切さについてお話しいただき、今後の学びにつながる大変有意義な時間となりました。
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