高校 総合探究

3月の活動報告

投稿日2026/4/18

①『春合宿 in 日光』

 3月20日(金)・21日(土)、校外研修として栃木県日光市を訪れました。総合探究部では夏と春に合宿を実施しており、行き先や内容は部員同士で意見を出し合って決定しています。

 初日は大宮駅から特急で東武日光駅へ向かい、駅前を散策後、世界遺産「日光の社寺」の中心である日光東照宮を見学しました。コロナ禍の影響で修学旅行として訪れる機会がなかった世代にとって、新鮮な気持ちで三猿や眠り猫、家康公の墓所を巡ることができました。

 宿泊は今回も別荘一棟を貸し切り、買い出し班が準備した食材を使って、ビーフシチューやアヒージョを分担して調理しました。食後は消灯時間までカードゲームや人狼ゲームで盛り上がり、共同生活を通して部員同士の仲を一層深めることができました。

 翌日は、自分たちで作った豚汁と梅きゅうりで朝食を済ませた後、日光江戸村を訪問。巨大迷路やからくり屋敷、手裏剣体験などを楽しみました。卒業を控えた3年生も多く参加し、思い出に残る2日間となりました。

②『西大宮スプリングフェスティバル in SAKAE』

 3月22日(日)、総合探究部主催の地域交流イベント「西大宮スプリングフェスティバル in SAKAE」を開催しました。本イベントは、他部活動や有志と連携し、地域の親子に「埼玉栄」の魅力を体験してもらうことを目的としています。

 1月から準備を進め、科学部、マンドリン・ギター部、茶道部、男子ソフトボール部、レスリング部の協力のもと、近隣の親子40家庭・約140名を迎えました。

 屋外ではソフトボール部による的あてやボッチャ、レスリング部によるマット運動など、体を使った遊びを実施。校舎内では茶道体験、メダル作り、スライム作りなど、多彩な企画を行いました。

 生徒たちは積極的に子どもたちと関わり、参加者からは「ソフトボールに興味を持った」「埼玉栄に入りたい」といった声も寄せられ、大変好評でした。ご参加・ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

③『三送会』

 3月23日(月)、三送会を実施しました。レクリエーションやミニゲームの後、先輩・後輩それぞれが感謝の思いを伝え合い、温かい時間となりました。

 卒業する3年生は内進生が多く、総合探究部の初期メンバーとして6年間を共に過ごしてきました。高校から加入したメンバーも協力し、現在の子ども食堂や地域交流など現在の活動基盤を築いてくれました。その思いを後輩が引き継ぎ、さらなる発展が期待されます。卒業生の今後の活躍を心より願っています。

【主な大学合格実績】

国公立:長野大学、茨城大学、高知大学、室蘭工業大学

私立:慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、中央大学、東洋大学、日本大学、東京農業大学

④『慶應義塾大学大学院研究室 訪問』

 3月25日(水)、東京都港区ポートシティ竹芝オフィスタワー内にある、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)の南澤教授の研究室「Cybernetic being lab」を訪問しました。

 内閣府が主導する、未来の社会を作る先端技術を開発目標(ムーンショット目標)に関する学生向けワークショップへの参加をきっかけに実現したものです。サイバネティック・アバターなどの先端技術を用い、遠隔作業や複数作業の同時実行を可能にする研究について学びました。

 南澤教授が担当するプロジェクトでは、サイバネティック・アバターと呼ばれる、仮想空間にある自分の分身を動かすことで現実の世界に価値を創り出す技術を用いて、遠隔作業や1人の人間が複数の作業を同時に行うことを可能にする技術の開発を目標の1つとしています。少子高齢化による労働力不足への対応策として注目されています。すでに、日本橋にある「ロボットカフェ」では、難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を抱えた方が、複数のロボットを操りながらカフェの店員として働くなど、少しずつ社会実装が進んでいる事例もあります。

 研究室に到着後、まずは南澤教授から、VR技術の研究の歴史について説明をいただきました。2014年頃に安価なVRゴーグルセットが販売されたことで一般にも普及しましたが、研究自体は1965年頃には始まっていたそうです。現在は、VRによる視覚と併せて、遠くのものに触れる感覚を同期させる研究に取り組んでいるとのことでした。

体験① 紙コップにビー玉を入れて回すと、もう一方の紙コップにその感覚が伝わる体験 / 体験② VR上の共有空間でコミュニケーション / 体験③ 陶芸家の指先の感覚を同期して体験

 VR体験後は、グループに分かれて、「未来のコミュニケーション」をテーマにディスカッションと発表を行いました。遠隔の人との触覚の共有という技術を応用したぬいぐるみや、月と地球間でのコミュニケーションなど、おもしろいアイディアを提案することができました。

 ご対応いただいた南澤教授、研究室の皆様、調整いただいた内閣府の方々、本当にありがとうございました。

【参加した生徒の感想】

 実際にVR器具などを使わせていただいたり、開発したものを体の不自由な人たちが社会参画できるように利用していることを紹介していただいたりと、ムーンショット計画がどのような過程で進められているのかを理解し、さまざまな取り組みがあることを発見することができました。今回学んだことは、将来自分がなりたい職業につながることだと感じたので、この経験を活かして努力を重ねたいと思います。(高校2年生・中根君)

 身体や認知能力をテクノロジーで支えていく研究のお話を聞く中で、自分が触っていなくても他の人と感覚を共有できる機器には大変驚きました。陶芸の繊細な力加減を共有する体験では、映像に映る陶芸家の作品を作る際の力加減が指先から腕まで伝わり、職人の技術をより身近に感じられたような気がします。もともと情報分野には興味がありましたが、製作した物をどのように社会に落とし込んでいくのかを考えさせられるきっかけになりました。(高校2年生・宇土さん)

⑤『韓国短期留学プログラム 参加』

 3月25日(水)~30日(月)、ロータリークラブが主催する日韓交流プログラムに、本校部員2名が参加をしました。

 現地ではホストファミリーに温かく迎えられ、ソウル市街でのショッピング、伝統衣装である韓服を着て世界遺産である水原華城を巡ったり、人気のアミューズメントパークであるエバーランドを現地の学生と回りました。他にも現地の高校を訪れ、日韓のポップスに合わせたダンスなどの出し物を発表して交流しました。短期間の滞在でしたが、ホストファミリーとの間には絆も芽生え、別れの際にはお互いに涙する場面もありました。

【参加した生徒の感想】

 韓国で5泊6日を過ごし、異文化交流の意義や楽しさを実感することができました。また、多くの方々に支えられ、助けていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。今回の経験をこれで終わりにするのではなく、今後は私自身が日本で韓国の良い文化を広め、文化交流の一助となれるよう努めていきたいです。(高校2年生・部長 村田君)

 私は今回で2回目の韓国研修に参加しました。韓国に行く前に、前回お世話になったホストファミリーのチャンさんに連絡をしたところ、「また泊まっていいよ」と返事をいただき、再び同じ家族のもとに滞在できることになりました。連絡をもらったときは、思わず飛び上がるほど嬉しかったです。実際に韓国に到着し再会した瞬間、前回の思い出が一気によみがえり、胸がいっぱいになりました。韓国語での会話はまだ難しい部分もありましたが、前回よりも確実に成長していることを実感でき、言葉が伝わる喜びを改めて感じました。いつも温かく迎え入れ、たくさん支えてくださったホストファミリーには感謝の気持ちでいっぱいです。この経験や人との関わりは、これからもずっと心に残る大切な宝物です。(高校2年生・副部長 澁谷さん)

 卒業した3年生から託されたバトンを在校生たちが引継ぎ、今後さらに充実した活動にできるように取り組んでいきます。新入生の皆さんも、ぜひ一度部活動仮入部期間に、気軽に見学に来てください。部員一同、お待ちしています。

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