高校 キャリアイノベーション

一着の服から考える難民支援と私たちにできること

投稿日2026/8/31

 7月14日(火)、キャリアイノベーション同好会は、ファーストリテイリンググループが実施する「届けよう、”服のチカラ”プロジェクト」の一環として、服の役割や難民問題について学ぶ出張授業を実施していただきました。

 本同好会では、社会で起きている課題を自分ごととして捉え、自分たちにできる行動について考える学びを重視しています。その一環として、今回は世界の難民問題と、私たちの生活に身近な「服」をテーマにした学習の機会を設けました。

 授業では、はじめに「難民」とはどのような人々なのか、なぜ故郷を離れなければならないのかについて学びました。生徒は、紛争や迫害など、自分の力では解決することが難しい理由によって、多くの人々が住み慣れた地域を離れ、長期間にわたる避難生活を送っていることを知りました。

 そのうえで、「突然避難しなければならなくなったとき、30秒で何を持ち出すか」というワークに取り組みました。生徒たちは、水や食料、薬、スマートフォンなど、それぞれが必要だと考えるものを挙げながら、限られた時間と荷物の中で生活に必要なものを選ぶ難しさを実感しました。実際に避難する子どもや家族の持ち物と比較することで、難民の方々が置かれている状況について理解を深めました。

 続いて、服にはおしゃれを楽しむだけでなく、「寒さや怪我から命を守る力」「自分の気持ちを表現する力」「社会とのつながりや立場を示す力」があることを学びました。普段何気なく着ている服が、避難生活を送る人々にとっては、健康や安心、人としての尊厳を支える大切な存在であることを知り、生徒たちは「服のチカラ」について改めて考えました。

 授業後半では、店舗などで回収された服が、選別を経て難民や避難生活を送る人々に届けられていることを学びました。また、服を長く大切に着ること、着なくなった服を捨てずに必要とする人へ届けることが、SDGsの目標の12番:「つくる責任 つかう責任」につながることについても考えました。

 本授業を通して、生徒たちは、社会貢献は特別なことではなく、自分の身近なところから始められることを実感していました。今後は、校内で服の回収活動を行い、まだ着ることのできる服を必要としている人々へ届ける予定です。今回の学びが、一着の服の価値を見つめ直し、自分たちにできる行動を考えるきっかけとなることを期待しています。

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