学習進学

　10月20日(金)、2年生医学クラスの生徒8名が、日本医科大学医学部を訪問しました。

　はじめに、講堂にて日本医科大学の沿革について話がありました。日本医科大学は、黄熱病の原因究明に努めた世界的細菌学者である野口英世や、その他多くの著名な研究者・医師を輩出しています。「済生救民」という建学の精神のもと、「我が身を捨てて、広く人々のために尽くす」という理念に向かって学生たちが日々、研究や学業に励んでいるということを学びました。

　次に、実習室や講義室、図書館内部を見学をして、先端医学研究所に移動しました。分子細胞構造学が専門の福原大学院教授から血管についての講義を聞き、蛍光顕微鏡を使ってゼブラフィッシュの血液や心臓の動きを観察しました。胚が透明なゼブラフィッシュは、蛍光タンパク質の動きを明瞭に観察することができるため、普段教科書で勉強しているだけでは想像できない部分が、とてもよく理解することができました。

　生徒たちからは「これから理科を勉強していくうえで、大変参考になる講義を聞くことができた」といった感想が寄せられました。生徒たちは、今回の日本医科大学医学部訪問を通じて、医学への道に真摯に向き合うきっかけになったようでした。